コーヒーと本
コーヒーと本、コーヒーと文学は相性が良い。
書店で目にして、すぐに買い求めた一冊。
「こぽこぽ、珈琲」(河出書房新社)
著名な作家によるコーヒーエッセイアンソロジー。
寺田寅彦、吉田健一、團伊玖麿、野呂邦暢といった学生時代に必要に迫られて読んだ作家の作品から、片岡義男、村上春樹ら没頭する作家の作品まで。
ヨーロッパのコーヒーの淹れ方から、戦前戦時中の話。いつの時代もコーヒーは、「ブームである」と書かれているのがなんだか楽しい。
コーヒー豆のことは英語でもコーヒー・ビーンズと呼ばれている。しかしあれは豆ではない。 片岡義男「一杯だけのコーヒーから」
こんな出だしの文章は書けない。しびれる。
コーヒーを飲もう。