Design + Blog

取材、デザイン、時々コーヒーやカメラに思いを巡らせる毎日。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「SHOE DOG 靴にすべてを。」

起業あるあるが満載 「SHOE DOG 靴にすべてを。」フィル・ナイト著。新聞の書評欄で目にした時には、アメリカの大企業のサクセスストーリーなんて縁遠い話と思っていた。 取材先で、インタビュー相手が直前まで手にしていたので気になって読み始めた。 読み…

「君たちはどう生きるか」吉野源三郎著

80年前に書かれた児童書 「君は何も生産していないけど、大きなものを毎日生みだしている。それは何だろうか?」(吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」) 戦争に向けて国家体制が強まっていく80年前に書かれた児童書が時を超えて、今の自分の心に響く。 80…

龍馬が2度訪れた地、福井

福井藩はなぜ、多くの賢人を生みだしたのか 5年後に迫った北陸新幹線の福井延伸に向けて、この春に特集記事を書いた。 龍馬が幕末に2度訪れた地、福井。 それ以降、幕末期の福井藩に対する関心が一層深まっていった。 福井藩主・松平春嶽公にはじまり、「…

ブラジャーで勲章をもらった男

出版に関わった方と出会うという偶然 「ブラジャーで勲章をもらった男」。 奇をてらったタイトルだなと書評欄で目にした時から気になっていた。 不思議なことがあるもので、気に留めていると、この書籍の出版に関わり本文中に何度も登場する方と偶然出会う。…

晴耕雨読ならぬ晴動雨読

晴耕雨読、優游(ゆうゆう)するには至らず 日本列島は先週来、記録的豪雨に見舞われ、各地で大きな被害が続いている。 被害に遭われた方には、心からのお見舞いを申し上げます。 「晴耕雨読」は、日本の漢学者塩谷節山の詩が出展だとか。 田畑に囲まれ、世…

司馬遼太郎記念館

ものを書くことに携わる者として 大阪へ出向いた際に、足を延ばして司馬遼太郎記念館へ。 今回が二度目の訪問。 新聞記者から作家に転じて、日本人と歴史を追い求め続けた司馬遼太郎氏。 梅雨の晴れ間の蒸し暑い日、駅からは少し離れた記念館まで汗をかきな…