Design + Blog

取材、デザイン、時々コーヒーやカメラに思いを巡らせる毎日。

2013-01-01から1年間の記事一覧

「世界から猫が消えたなら」(川村元気氏著)

村上春樹氏の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に続いて、読んだ小説が「世界から猫が消えたなら」(川村元気氏著)。 軽い小説が読みたいと思い、手にとってみたのでした。表紙には猫の写真。川村氏は映画プロデューサーであり、軽妙な文体でさ…

石川県中央公園の再整備で思い出したこと

金沢市にある県中央公園の再整備をめぐって、一部樹木の伐採に反対する市民による反対運動が地元メディアに取り上げられていました。県中央公園の言葉を連日、目にする中で、県庁跡地周辺の整備について、ふと思い出したできごとがあります。今から20年以上…

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹氏著)

先日、読んだ「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。村上春樹ワールドにはまり一気に読み終えたのでした。ストーリーは、ものすごく現実体験に近い(ような)部分と、やや現実から離れた部分が入り混じる。時代背景や主人公の世代を考えると、自分…

えっ!YKK のコーヒー? UCC じゃないの!?

お世話になっている方に出会うと、「コーヒーをあげるよ」と手渡されました。「これ。YKKのコーヒーだから」。はぁ? YKK。 それは、お隣り、富山県に拠点があるファスナーやサッシのメーカーでしょう。コーヒーはUCCでしょう。本当にもう。と、思いきや…

編集と撮影を担当した「似顔絵あみぐるみを作ろう」が出版されました。

編集と写真撮影に携わった本が発売されました。弊社デザイナーで似顔絵あみぐるみ作家の木和田里美の著書「似顔絵あみぐるみを作ろう」が北國新聞社から出版されることになりました。似顔絵あみぐるみ は、家族や知人、あこがれの人などに似せて毛糸で作る人…

「頭の回転数を上げる45の方法」(久保憂希也・芝本秀徳氏著)

出張先で購入していた「頭の回転数を上げる45の方法」(久保憂希也氏、芝本秀徳氏著)を読み終えました。どっぷり浸かって短時間で(場合によっては、出張帰りの電車の中で)読み終える本もあれば、業務の合い間に手に取り、時間をかけて読み終える本もあり…

金沢21世紀美術館から見える不思議な世界

事務所から走って30秒に位置する金沢21世紀美術館。敷地から見える不思議な世界があります。隣接する金沢能楽美術館の建物を通り抜ける通路を覗けば、ガラス張りの壁面の向こうに広坂通りが見えてきます。旧県庁、現在のしいのき迎賓館のレンガの建物と、こ…

世界のリーダーの心遣い サッチャー元英首相との思い出

マーガレット・サッチャー元英国首相が亡くなられました。「鉄の女」と呼ばれ、英国経済の再生に手腕を発揮、東西冷静時代に国際政治の舞台で強い姿勢を貫いた当時のことは、伝え聞くのみですが、後年、日本を訪れた際に、直にお会いし、人柄に触れさせてい…

「死の淵を見た男」(門田隆将氏著)

東日本大震災から2年が経過しました。復興が進む一方で、依然として、福島第一原発では放射性物質に汚染された水が貯水槽から漏れる問題が発生し、事故の収束や廃炉に向けた対応も困難を極めています。そんな中、昨年暮れに読んだ一冊が「死の淵を見た男」(…

「帝国ホテルの不思議」(村松友視氏著)。

昨年読んだ本のうち、心に残る一冊です。「おもてなし」「プロフェッショナル」ということを考える時に何度か読み返します。「帝国ホテル」といえば、日本人の誰もが知っている老舗ホテル。日本における「ホテル」の伝統や権威、品格の象徴というのは大げさ…

黄金に輝く兼六園

兼六園の冬のライトアップが最終日とあって、寒さに震えながら、足を運びました。 学校が近かったこともあり、子供のころはよく足を運びましたが、その後、入園が有料となり、いつしか花見の時期や、県外のお客様をご案内する際など訪れる機会も限られてしま…

きはらようすけさんと金沢21世紀美術館でミュージックビデオ feat.あみぐるみ

イラストレーターでキャラクターデザイナーのきはらようすけさんと、金沢21世紀美術館で、あみぐるみを作り、ウクレレ演奏とともにミュージックビデオを制作しようという試みに挑戦しました。 仕上げたあみぐるみを撮影し、ウクレレを演奏しながら、歌ってお…

わた雪、ぼた雪

金沢は、夜に入って雪が激しく降り始めた。わた雪と呼ぶのか、ぼた雪と呼ぶのか。 雪のひとひらひとひらは大きく、水分をたっぷり吸って重い雪です。 会合を終えて外に出ると、すでに靴が埋まるほどの積もっている。 降る雪に遮られ視界も悪く、歩けば傘に重…

美崎栄一郎さんに聞く。仕事術、ノート術

ビジネス書の著書、 美崎栄一郎さん をお招きして、仕事術、ノート術をおうかがいしました。 金澤町家塾「美崎栄一郎の仕事術、ノート術」と題して開催した企画には、多数の方が参加され、美崎さんから、仕事を進めるうえでのさまざまなアドバイスをいただい…

美崎栄一郎さんとともに。仕事術・ノート術を学ぼう

「iPadバカ」や「『結果を出す人』はノートに何を書いているのか」などの著者である 美崎栄一郎さん と合流。 11日(月・祝)は、美崎さんをゲストに仕事術、ノート術の勉強会、「金澤町家塾 美崎栄一郎の仕事術、ノート術」を開催します。当方は、ファシリ…

ハム係長登場!

ハム係長が私の講座にコメントをよせてくれました。 「ハム係長」といえば、伊藤ハムのFacebookキャラクターとしておなじみ。 「係長」というサラリーマンにとっては微妙な立ち位置でのセリフや、ユーモラスな動きに人気が集まり、伊藤ハムのFacebookページ…

七尾で「おもてなし講座」の講師を務めました

七尾市観光協会が主催するおもてなし講座で講師を務めさせていただきました。 会場の七尾商工会議所には、地元七尾の方をはじめ、遠く富山県、白山市からも参加いただいた方も。春一番の強風と冷たい雨が吹き付ける中、ありがとうございました。 「ソーシャ…

等伯の故郷、七尾へ

明日7日は、直木賞受賞作「等伯」の主人公、長谷川等伯の故郷、七尾市で講師を務めさせていただきます。 七尾市観光協会さん主催の「おもてなし講座」。 ソーシャルメディアを活用した観光誘客をテーマに、おもてなしについて考える講座になればと考えていま…

立ち向かえ。愛する者のために。

「立ち向かえ。愛する者のために」。 帯のコピーを見ただけで心にしみる。 大沢在昌氏著「冬芽の人」。 読みかけの本があるのだが、新刊広告を見た途端、書店に走り購入。 学生時代、まだ売れない頃から大沢氏のファン。 なんで売れないのかなと思っていると…

こんな一日

打ち合わせ2件を終え、取材へ。 本日も素敵な女性を取材させていただきました。 カメラの向こうは看護士さん。 取材を終えるとすでに夜。 お腹も空いたし・・・。 この日は、南加賀まで出かけたので、おいしい餃子の店があるのを思い出して・・・。 水餃子も…

節分よりバレンタイン

今日は節分。 豆まきよりもバレンタインだ~ということで、金澤表参道バレンタインマルシェ「アコースティックライブ チョコっと寄っていきまっし~♪」へ。 ライブですばらしい演奏を披露してくれたのは、シンガーソングライター二人組、アコースティックユ…

忙しいオフの一日

今日はオフ。とはいえ、予定もバッチリ、充実の一日。 金沢21世紀美術館で開催されたワークショップ「あみぐるみでウクレレのミュージックビデオをつくろう! 」に参加したのでした。 テレビ番組「ポンキッキーズ」の「コニーちゃん」やゲーム「ケロケロキン…

能登へ 日本一の秘密に触れる

引き続き取材で能登へ。 2月とは思えない空と海。 春の海 ひねもすのたり のたりかな(与謝蕪村) なんて句が思わず出てくるようなのどかな風景。 取材前に時間があったので、つい。 中島菜ソフトクリーム。期待以上だったので、アップ。 そして、いざ取材に…

今日も今日とて

今日も今日とて取材先で素敵な女性にお話をうかがいました。 取材先のことゆえに、詳細は書けませんが、この企業がこの地に進出し、新工場を立地した時に訪問して以来、18年ぶりの再訪問。 取材対象の女性とお話をすると、竣工時にご案内していただいた方の…

そんな一日

取材をして・・・・写真は同行のデザイナーが撮影してくれました。 移動の合間に食事をして・・・普段は高速のサービスエリアでは、うどんか定食ですが、北陸自動車道呉羽パーキングでは、欠かせないオムライス(いい歳をしてオッサンにしては恥ずかしいが)…

火の鳥か、鳳凰か

昨秋、カメラに収めた青空。雲を見れば、火の鳥か、鳳凰か。大空を羽ばたく鳥の姿が。「自分で選んだ場所だから、そこにどんな困難があっても耐えますよ。むしろ、困難な道だからこそ途中で投げ出さず歩き続けよう。そう思うんです」。ノンフィクション作家…

レンガ造りは雪に似合う

金沢は数日来、雪に見舞われました。 まぁ、誰もこのまま降らずに冬が終わるとも思っていなかったので。 この程度なら許容範囲、通常の対応。 これで終わるかどうか。 レンガ造りの歴史博物館は、もとは陸軍兵器庫。それだけに雪景色が似合います。 明治期か…

この木、何の木

夜半、激しく降った雪はさまざまなところに積もります。 鞍月用水のうえにせり出した木の枝にも雪は積もります。 その広がりは、動脈図のようにも、マインドマップのようにも。 木はコブシでしょうか。堅い芽をつけています。春になれば花をつけて用水を飾っ…

想い出にひかれて・・・

CD生産額が昨年、14年ぶりに増加に転じたとの報道がありました。「握手券」商法が支えになっていることは間違いないのですが、解説の中では、ベテランアーティストのべスト盤発売が相次いだことが挙げられていました。私も貢献した一人で、山下達郎、松任…

女心と・・・・。

金沢市近郊を仕事で訪ねると・・・。目の前が見えないほど吹雪始め・・・。それがあっという間に・・・。 この青空。そしてやがて・・・。 夕暮れ時に。「女心と秋の空」とはいうけれど、金沢の冬の空はそれ以上。目移り、心変わりしすぎだろう、とつっこみ…