Design + Blog

取材、デザイン、時々コーヒーやカメラに思いを巡らせる毎日。

「頭の回転数を上げる45の方法」(久保憂希也・芝本秀徳氏著)

出張先で購入していた「頭の回転数を上げる45の方法」(久保憂希也氏、芝本秀徳氏著)を読み終えました。どっぷり浸かって短時間で(場合によっては、出張帰りの電車の中で)読み終える本もあれば、業務の合い間に手に取り、時間をかけて読み終える本もあります。この本はまさに、後者でした。



ビジネス書を読むと、当然ながらしっくりくる本もあれば、ウン?と思う本もある。内容がしっくりくるかどうかは、考え方や仕事術なんて千差万別なのだから、当然のことである。


自分とまったく同じでは、「そうそう」「あるある」とうなずけるものの、得るものはない。新鮮な知識や考え方といっても、あまりに自分の状況とかけ離れていては、ちょっと困る。「外国為替取引現場で効率的に業務を進める方法」とか「サハラ砂漠で活躍するために必要なスキルアップ法」という本は手にとっても仕方がないように思える。


要は、本の中からどれだけ自分の身になりそうな部分を読み取れるかが大切なのではないでしょうか。


そんな意味で、この本の中には、いくつか身になりそうな部分を読み取り満足しています。武道や茶道の世界で言われる「守破離」をベースに、「知的運用能力」にとって必要な要素を説いてくれます。「場を読む、人を知る」として、ミスコミュニケーションを防ぐ方法の解説が分かりやすく、心におちました。


ちょっと気にかかったのは、帯に書かれた「30歳までに知っておきたい仕事ができる人の習慣」の文章。うーん、すでに遅いのか。


頭の回転数を上げる45の方法/ディスカヴァー・トゥエンティワン

¥1,470
Amazon.co.jp