Design + Blog

取材、デザイン、時々コーヒーやカメラに思いを巡らせる毎日。

能登移住。ワークショップと現地訪問で魅力に触れてもらう。



春待たれる能登


早春の能登を訪ねました。


海べり



移住促進の
ワークショップの場を
デザイン
するためです。


ピンクの椿


石川県は県都金沢を挟んで、
日本海に突き出た北側の半島が「能登」、
南側の白山から
海へと広がる平野を中心とする「加賀」

という二つの地域に分かれます。

冬越えて



さらに、その能登は、
日本海の荒波が打ち寄せる外浦と、
富山湾に面する波穏やかな内浦に
分けられます。

海の文化



そして、能登には
蒼い海と緑の山があり、
川が流れ、
田畑が耕され、
漁港やまちがあり、
人々の暮らしが
営まれています。


椿



能登の海岸べりは、
雲が垂れ込め、
まだまだ風も冷たく。


それでも、寒さに耐えるかのように、
花々が愛らしい姿を見せ、
春を待ち望んでいるかのようでした。

水仙



国内のどの地方もそうであるように、
能登も着実に人口が減りつつあります。


そんな中で、
少しでも能登に魅力を感じて、
移住してくれる人々が増えるよう
お手伝いをさせていただいています。

ふきのとう



華やかさはないものの、
心に深くしみいる風景と
歴史に培われた文化にひかれ、
能登に暮らしの拠点を求める人が
少しずつ現れてきました。



20代から40代の
若者やカップルが
能登への移住を体験する試みに
参加してくれました。



移住を決断する時に、
大切なものは何なのか。



単に、のんびりとした暮らしに
憧れるだけで
移住を決めるのではなく、
どんな準備や心構えが
必要になってくるのか。


住まいはどうするのか、仕事はどうするのか。


これまでも、
たびたび移住を考える人たちと
地域の人たちが膝を交えて話をするための
ワークショップでファシリテーター
務めさせていただきました。

農を知る




今回は、地元の農業法人の代表が、
農作物を育てる魅力を説きました。

県外から県内の大学に進学し、
卒業後、能登に定住した農業女子は、
この地の魅力を紹介します。

農業女子



農業女子は、
柿の中心部の水分を押し出して、
柔らかな干し柿をつくる「柿もみ」
の実演も。


話し合った後は、
地元の方が能登を案内し、
移住後に能登でどのような仕事があり、
どのような暮らし方ができるのか
現地を案内しながら、
説明してくれました。

深見荘


会場となった
かつての民宿跡の施設の前で、
参加してくれた若者たちとパチリ1枚。



こうした人や地域との出会いを通じて、
能登で暮らしたいと思う人が増え、
思いが形になってくれることを祈っています。