Design + Blog

取材、デザイン、時々コーヒーやカメラに思いを巡らせる毎日。

西外惣構堀 金沢のまちなかを流れる用水



金沢でデザインを考える クリエイティブディレクター加茂谷慎治のアメブロ-宮内橋から見る西外惣構堀






事務所の、目の前を用水が流れています。


金沢21世紀美術館と知事公舎間を流れる「西外惣構堀(にしそとそうがまえぼり)」です。



掛けられた橋は「宮内橋(くないばし)」。堀の水量は少ないものの、春は桜の花びらを浮かべ、夏は蝉しぐれの中を水は流れいきます。石垣が雪できれいに化粧を施されています。



惣構(そうがまえ)とは、城や城下を守るために築かれた防御施設のこと。城下町金沢では、今もまちなかに残る不自然な傾斜や石垣は「惣構」だったりする。



日本銀行金沢支店裏や、うつのみや書店裏あたりは、かつての惣構です。ここに水を引き込み、堀として、敵の襲来を防いだのです。まちなかの傾斜地や石垣がかつては、敵から城下を守る重要防御施設であったなんて創造してみるに興味は尽きません。